吉岡・・・・無念!流れが向かなかった。

所詮競輪選手は個人プレーヤーだなと思うことがある。
2006GPを振り返ってもつくづくそう思う。
もし競輪選手に監督やコーチがいたならば九州ラインが全滅するようなレースにはしなかったのではないだろうか。

山崎は仕掛けるポイントが遅い。
別ラインに揺さぶられて叩き返しても必ず流す。
それにしては決してダッシュ力が超一流というわけでもないし、後掛かりが彼の持ち味であることは、あれっと最後に伸びて捲りきるレース振りから見て間違いない。
昨日も誘導員をホームまで使って1コーナー手前から踏んだ割には早目に捲った手島に簡単に捲られてしまった。つまり手島に踏み負けしてしまっている。

ヤンググランプリで佐藤友和が逃げねばって2着だったが、彼はダッシュ力が持ち味。
ギリギリまで引き付けた戦法は脚質と合っていたと思う。

後掛かりの山崎が冷静な仕掛けをするなら、後掛かりの吉岡が7番手では不利である。
ダッシュ力のある選手なら7番手から、山崎のスピードが乗る前に捲り切ってしまえばいい。
実際昨日は手島が早めに捲って好走している。
とすれば吉岡は絶対に7番手になってはいけないレースだった。
つまりSを取ってはいけない。
後団か中団にいて自分でレースを消耗戦に持ち込まないといけなかったレースだったと思う。
吉岡は決して弱くなって引退したわけじゃない。
ホントは昨日のレースでそれを証明できたのではないか。
しかし好走はできても1着にはなれなかったレースかもしれない。
自分でレースの流れを作らなきゃならなかったとすると決して有利なメンバーではなかった。
村上、金子、小嶋あたりがいれば吉岡が向くレースの流れになっていたかも。

引退レースとしては無念な結果でした。
すでにメンバーがわかっっていただけに、つまり吉岡不利がわかっていただけに、グランプリを引退レースにすることもなかったと思う。
小倉でよかった。
所詮選手は個人プレーヤーだな。

最後に慎太郎と後閑を弁護したい。
二人は調子が悪かったわけではないし、あのメンバーで力負けしてるわけではないと思う。
消耗戦が得意なタイプ。
スピードや切れ味が要求される流れは向かないんだろう。

追記

やっぱり吉岡には先行して欲しかった。
合志にS取るなと言って欲しかった。
もっとも立川ダービーを取った時点でほぼ燃え尽きてたのかもしれない。
引退レースでサプライズな戦法を取る余裕はなかったかな。
でも平塚の準決勝で逃げ切ったじゃない。
池尻は差さなかったというより、差せなかったように見えたけどね。

“体力的に限界を感じてきた”
と本人が言ってるけれど、だからこそラストランにサプライズを試して欲しかったなあ。

吉岡のレースで思い出深いのは、グランプリで“井上茂徳-滝沢正光”で決まって高配当になったレース。
あのレースは吉岡の先行を僕は想像していて、井上-吉岡で勝負したレースだった。
その年は確か吉岡-井上で並んだ時に結果を残せなかった年。
最後のレースには井上を連れて果敢に先行すると予想した。
吉岡が先行するなら“井上-吉岡”の車券しか有り得ない!
そう思うぐらい吉岡は強かった。
グランプリ直前のふるさとダービー決勝で、吉岡-小橋と並んで吉岡先行、小橋が差して1着だったのだが、微差で優勝。
吉岡先行でいくら立川でもズブズブは有り得ない!
そう思ったが、滝沢に差し込まれてしまったレースだった。
吉岡はレース後
“井上さん交わすのが早かったですよ”
と言っていたが、僕は吉岡が先行しようとする気持ちが全てで1着は考えていなかったのではと
当時感じたレースだった。
だからこそ直線での粘りこみが生まれなかった。
その人間くさい結末が感慨深く僕の記憶に今も残っている。
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by satomarumakoto | 2006-12-31 10:36
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